暑中お見舞い申し上げます
会員の皆様に於かれましては日頃、世界連邦運動の推進に対しまして、格別のお力添えを賜っておりますことを感謝申し上げます。
今、世界の現況を見ますと、ウクライナ、イラク、シリヤ等依然として紛争が止まず、アジヤでは力による一方的な傲慢な支配を目指して国際法を無視した動きが生じており、憂慮されるところです。
扨て国家間の紛争を制御して世界に平和をもたらす為の方策としては、世界連邦の実現が望まれることは云う迄もありません。我が国では平成十七年の国会で「日本国憲法の掲げる恒久的平和の理念のもと、唯一の被爆国として世界のすべての人々と手を携へ、核兵器の廃絶、あらゆる戦争の回避、世界連邦実現への道の探求など、持続可能な人類共生の未来を切り開く為の最大限の努力をすべきである」と決議し国是としたのであります。安倍総理大臣が中韓両国に対して国際法に基づく話し合いを提唱している姿勢は、まさに平和実現の精神に即したものであり、世界が範として認めるところでありましょう。
会員皆様のご健勝を祈念申し上げますと共に運動の推進、実現の為に一層のご支援とご協力をお願いいたしまして、暑中お見舞いのご挨拶をさせていただきます。
平成二十六年 盛夏
会長 叡南覺範