一般社団法人 世界連邦日本仏教徒協議会は、セミナー「日本の歴史認識と世界情勢について」を、去る平成29年10月10日(火)、横浜市の新都市ホールにて開催いたしました。
テレビコメンテーターの橋本五郎氏、新しい歴史教科書をつくる会副会長の岡野俊昭氏、元防衛大臣の石破茂氏を講師としてお呼びいたしました。
当初は、正しい歴史認識と、国際情勢・日本の防衛のあり方について学ぶ場として設定したセミナーでありましたが、奇しくも、突然の衆議院の解散に伴う総選挙の公示日と重なり、激動する現代政治の「今」を体感する場となりました。
安倍政権に密接なルートを持つ橋本五郎氏は、解散にいたるまでの安倍首相を含めた政権の動きを赤裸々に語られました。
また、「ポスト安倍」として取りざたされ、政局の中心にいる一人として、大きな注目を常に集めている石破茂氏は、「(総選挙は)自分が総理になったつもりで投票してください」と呼びかけられました。憲法問題や防衛問題でも、マスコミなどではなかなか取り上げられない「問題の深層や本質」を鋭く指摘する場面がありました。
突然の事態にもかかわらず、時節に則した演題に臨機応変に対応する講師の皆さまの引き出しの多さに驚き、感心するばかりでした。
4時間を越す長丁場を司会として取り仕切ったのはタレントのせんだみつおさんでした。
「こんな真面目な会の司会は初めて」とおどけながら、聴衆を笑わせ、和ませ、舞台への集中を途切れさせない話芸は、さすがベテランの実力でした。
今回のセミナーは、一般社団法人世界連邦日本仏教徒協議会の、公的事業の一環として行われました。主催事業としては初回に当たる中で、約500名の聴衆を集め、成功裏に終了いたしました。